図解は大きな部分から描き始めるのが基本です。しかし、複雑な対象であれば、図解のベテランでもいきなり全体から出発することは難しくなるので、そうした場合の手順としては、まず部分的な図解から始めるのがよいのです。
経験があまりない段階や一度に全体を表現することが難しい内容であっても、部分部分の要素は比較的理解しやすいので、理解にあわせて小さな図解から描いていくという手法です。
その際には、始めからいきなりオリジナルで図解を描くことは難しいので、まずは私や講師の気に入った図解やアイデアを参考にしてください。マルの囲み方で構造を一目で示す方法、キーワードのグループ化の仕方など、基本となる型を徐々に身につけていくのです。
そして、いくつかの部分を図解にすれば、図解相互の関係が見えてきます。そして、それら小さな図解の関係を組み合わせて全体像につなげていくと、大きな図解に到達することができるのです。
良い図解を手本にして論理構成の仕方や表現の方法を真似すること(借図)、そして実際に自分で描いてみた図解の修正点を指導してもらうこと、図解を描く基本や手順がわかってきたら、最終的には、難解な内容でも深く理解し、相手に明確に伝達できる図解が自分自身の表現によってできるようになります(創図)。

